ニンジン ー「赤い野菜の決定版」の効果的な食べ方ー
ニンジンには老化防止のための重要成分が含まれています。
それはニンジンを赤くしている「β-カロテン」。
これが何よりも重要なのは、体の中に入ると必要な分だけビタミンAに変わるのです。
ビタミンAは粘膜の乾燥を防いで、細菌感染に対する抵抗力を高めます。
また、活性酸素ができるのを防ぐので、高脂血症や動脈硬化の改善が期待できる。
がんなどの悪性腫瘍を抑える働きがあることもわかっています。
このビタミンAは油に溶けるビタミンなので、体外に排出されにくく、大量に摂ると過剰症が起こります。しかし、ニンジンのβ-カロテンは、サプリメントを摂るのとは違って、体内で必要な分だけビタミンAに変わるので、過剰症の心配がありません。
β-カロテンはニンジンの皮のすぐ下の組織に含まれるので、
皮をできるだけ薄くむくのがポイント。
また、油との相性がいいので、油を使った料理で使うのが効果的です。
ほかにもニンジンは、高血圧症に有効なカリウムや、骨や歯を丈夫にするカルシウムも豊富に含まれているので、老化防止には欠かさず食べたい野菜です。
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