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オメガ3の重要性


オメガ3の重要性

青魚に豊富に含まれている

EPA(エイコサペンタエン酸)や

DHA(ドコサヘキサエン酸)などの

オメガ3脂肪酸は、

認知症の予防効果が報告されています。


亜麻仁などの植物に含まれている

ALA(α-リノレン酸)は、

必要に応じて体内で

EPAやDHAに変換されます。


魚食の減少に伴い

オメガ3脂肪酸の摂取量も

減っていることから、

魚をもっと取るべきだという

意見があるいっぽう、


大きな魚は水銀に汚染されていて

アルツハイマー病の原因の

一つになるとも言われています。


したがって、オメガ3脂肪酸は

植物由来で摂取すべきだとの意見もあります。


そんな中、米タフツ大の

ハイジ・ライ博士らの研究グループは

EPA、DHA、ALAは

生物学的作用や健康効果に

違いがある点に注目。


健康な男女2622人を対象に

試験開始時、6年目、13年目の3回、

血中のオメガ3脂肪酸

(EPA、DHA、ALA)を測定し、


健康的加齢(65歳以上で

心血管疾患、がん、肺疾患、

腎疾患がなく認知機能や

運動機能が保たれている状態)

との関連性を検討しました。


その結果、EPAの血中濃度が

最も高かった群の高齢者は、

最も低かった群に比べて

健康的加齢を達成できる確率が

24%も高いことを明らかにしました。


ですがDHAとALAについては、

健康的加齢との関連性を

見出すことはできませんでした。


先行研究からDHAは

脳に取り込まれ、認知機能との

関連性が報告され、

EPAは動脈硬化や血圧、炎症との

関連性が報告されていたことから、


ライ博士は高齢期の

健康状態の維持のためには

心臓血管疾患や慢性炎症性疾患による

要因が大きいと考察しています。


人気のサバの水煮缶は

EPAとDHAがともに豊富なので

中高年におすすめです。 イワシの水煮缶もいいでしょう。


魚粉のエサで飼育された

養鶏卵も、新たなオメガ3脂肪酸の

摂取源として注目されています。



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